煎餅。一般的にはビスケット。 |
木工に使われるビスケットジョイントの
ビスケットそのものを測ってみるテスト。
ビスケットってなに?
板材のはぎ合わせや部材同士の組み立てなどに使われる魔法の道具。
小さい丸ノコが付いた専用機械でつなぎ合わせる双方に半円の切り込みをいれて、
専用の楕円型圧縮板材(ビスケット)を接着剤と共に差し込みつなぎ合わせる。
接着剤の水分で圧縮板材が膨らんで強度が増すとかなんとか。
ダボと雇いザネのいいとこ取りみたいなもの。
一般的には丸ノコ刃の厚みが4mm。
ビスケットは新品時3.7〜3.9mm程度。
手元にあるのは
マキタ、ポーターケーブル、ラメロのそれぞれ純正ビスケット。
うちでの呼称は、煎餅。
とりあえず水に浸けて、
強度に関係しそうな「水分加えた時の膨張具合」
を測ってみた。
誤差とか個体差とかはこの際気にしない。一期一会。
見た目にかなり圧縮かけてあるラメロ。4.2mm。
膨らんでからはジョインターであけたノコ穴に入らない。
しっかりした材料ならよく効くだろう。
さすがは元祖、というところか?
ポーターケーブル。4.0mm。
ラメロとは素材が違う。少し硬いような。
圧縮弱そうだが膨らんではいる。
頑張れば穴にはいるような、入らんような。
膨らむとまずいような板厚のときは使える??そんな状況まずないか。
マキタ。3.9mm。
材質や製造方法はポーターケーブルにそっくり。
案外製造元はおなじかもね。
膨らんでいるように見えるが…
穴に楽々入る。
接着剤が効いていれば、無いよりマシかもしれんけど。
位置決めくらいならたぶんもんだいない。
じつはマキタの煎餅を使ったときに、
これ全然効いてなくね?と気づいたことがこの測定のきっかけ。
ビスケットジョイントに強度を依存させるような使い方はしないけど、
あまりにスカスカだと意味無えよなってことで。